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2025年09月26日(金)
企業の福利厚生としてよく利用される「社宅制度」について取り上げます。
実は税務上もメリットが大きく、従業員の生活安定と人材定着の両方に役立つ制度です。
社宅とは、会社が住宅を借りて従業員に貸し出す仕組みのことです。
従業員にとっては住居費の負担が減り、会社にとっては働きやすい環境づくりにつながります。
さらに税務面でもポイントがあります。
国税庁の取扱いでは、社員から「相当額」(一般的には家賃の2~5割程度)を負担してもらえば、給与として課税されません。
つまり、正しく設計すれば税負担を抑えつつ、実質的な給与アップ効果をもたらすことができるのです。
一方で、会社負担が過大になると「給与認定」され、思わぬ課税リスクにつながることもあります。
そのため、契約書や社内規程を整備し、給与明細での表記方法なども明確にしておくことが重要です。
また、社宅制度は住宅手当と比べても社会保険料の負担軽減につながる利点があります。
若手社員や単身赴任者にとっては生活基盤が安定し、企業の人材確保・定着にも効果的です。
導入の際には、家賃、礼金、仲介手数料の処理や勘定科目にも注意が必要です。
「地代家賃」や「福利厚生費」での処理が一般的ですが、ケースによって繰延処理が必要になる場合もあります。
不適切な設計は税務調査で否認されるリスクもあるため、制度の構築時には専門家のアドバイスを受けるのがおすすめです。
働きやすい職場づくりを進めるうえで、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
丹

