新着情報一覧
2025年08月08日(金)
こんにちは。
税理士法人アクアの金子です。
そろそろ夏もおわり、あっという間に税理士事務所が忙しくなる年末調整・確定申告のシーズンがやってまいります。その前に所得税の基本を優しく整理してみました。
所得税は、個人が1月から12月までの1年間に得た「もうけ」に対して課される税金です。特徴は「個人単位課税」であり、本人ごとの収入を基準に計算されます。税の負担は、まず「量的担税力(どれくらい稼いだか)」を反映し、所得額に応じた税率がかかります。さらに「質的担税力(収入の性質)」も考慮され、一時的な収入か日常的な収入かに応じて基礎控除などの仕組みが設けられています。
課税対象となる所得は10種類に区分され、利子・配当・不動産・事業・給与・退職・山林・譲渡・一時・雑所得に分かれます。これらを合計し、そこから医療費控除や扶養控除といった「所得控除」を差し引き、課税所得金額を計算。そこに税率を乗じて税額を算出します。最終的には「所得税×2.1%」の復興特別所得税も加算され、100円未満は切り捨てとなります(還付時は円単位)。
また、納税地は原則として住所地。住所がなければ居所地が基準となります。さらに、日本に住んでいるかどうかで課税範囲も異なり、居住者は全世界所得、非居住者は国内所得のみが課税対象です。
実務上は「源泉徴収制度」が大きな役割を果たします。給与などはあらかじめ天引きされ、年末調整や確定申告で精算される仕組みです。所得税は複雑に見えますが、仕組みを理解すれば「公平にもうけに応じて負担する税」と言えます。
いかがでしょうか?公平な制度とのことですが、税金をたくさん負担していただいている皆様はご納得いただけましたでしょうか?

