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2025年04月28日(月)

政府が備蓄米を放出したものの、コメの価格高騰が続いています。

自治体がふるさと納税の返礼品の米を確保できず、在庫不足のため発送できないというトラブルが相次いでいます。

昨夏の猛暑で生産量が落ち込んだため、今年5月~8月に送る予定の米が不足する事態に陥っています。また昨秋から申込みの増加が想定を上回り、返礼品を提供する地元事業者の在庫が無くなっています。

配送の休止を決定した自治体もあります。また、ある自治体は納税額を返還するか、米の量を減らすかを選択するよう、寄付者に意向確認の文書を送付しました。

納税額の返還を選んだ場合には、修正申告が必要な可能性があり、苦情が殺到しています。米の価格高騰により、返金よりも希望した量の米を求める声が多いそうです。自治体は不足分の米を追加調達しようと計画しましたが、返礼品の調達費を寄付額の「3割以下」とする国の基準を超えてしまうため、調達できず断念しています。

 

米を返戻品としている自治体が農家や業者を囲い込み、スーパーや飲食店に米が流れにくく、結果的に価格が高騰しているという現状です。

米の減反政策の影響や農作業者の高齢化、後継者不足の問題もあるのですが、一部地域の自治体や農家に偏る今の流通の仕組みは今後の課題だと感じました。

 

TY