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2025年03月31日(月)

こんにちは、small-snowです。

2024年12月より、従来の健康保険証の新規発行が停止され、マイナ保険証の利用が本格化しています。

しかし、実際の利用率はどの程度なのでしょうか?そして、医療機関にどのような影響を与えるのでしょうか?

 

 最新の統計によると、2024年10月時点でのマイナ保険証の利用率は15.67%でした。

しかし、12月の健康保険証新規発行停止を受けて、直近の1週間では28.29%にまで上昇しています。

これは、利用環境が整い始めたことを示していますが、依然として過半数の患者が従来の健康保険証を使用している現状があります。

 

地域別に見ると、利用率が最も高いのは富山県の23.59%で、北陸地方を中心に高い傾向が見られます。

一方で、全国平均は低めにとどまっており、地域差が顕著です。


また、マイナ保険証を利用すると、オンライン資格確認システムにより、患者の資格確認が即座に可能となります。

これにより、保険者変更時の資格過誤のリスクが軽減され、レセプト請求のスムーズ化が期待されますが、

一方で、運用開始直後は慣れない作業やシステムトラブルが発生しやすく、業務負担が一時的に増える可能性があります。

また、マイナ保険証の利用が十分進んでいないことから、従来の健康保険証とマイナ保険証の両方に対応する必要があり、

一部の患者からは「使い方がわからない」「個人情報の管理が不安」といった声も聞かれます。

院内での説明体制を整えることが重要です。

 

マイナ保険証の利用率は今後、徐々に上昇していくと思われますが、

医療機関としては、オンライン資格確認システムの活用による業務効率化を図りつつ、患者対応の負担を最小限に抑える工夫が求められます。