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2024年12月18日(水)
厚生労働省の「新規学卒者の離職状況」によれば、新規学卒就職者の就職後3年以内の離職率は、
新規高卒就職者(37.0%)、新規大卒就職者(32.3%)
でした。この割合は、他の年齢層と比較すると高いものとなっていますが、諸外国では40%を超える国も少なくなく、日本の離職率が高いというわけではないようです。
企業は、高い技術力を後世に承継したい、イノベーションを起こしていくためには、若い人に新しい感覚や新しい技術を取り入れていくことは不可欠だと認識しています。しかし、なぜ早期離職が起こるのでしょうか?
「若年者の能力の開発と職場への定着に関する調査」では、
①労働環境や条件への不満(長時間労働や休日のとりにくさ、給与水準の低さなど)
②人間関係の問題(職場の人間関係がうまくいかない、上司や同僚との相性が悪いと感じるなど)
③仕事のやりがいや意義の欠如(自分の仕事にやりがいや意義を感じられない)
④キャリアのミスマッチ(自分のスキルや興味に合わない仕事をしていると感じるなど)
が上位にあがっています。
社風を大切に、働き方方改革としてそれぞれの会社に適したものを労使で決められるといいですね。
国は、若年層の早期離職を課題として、若年雇用促進法によりミスマッチを解消する情報提供やユースエール認定制度等を実施しています。
うまく活用してきましょう。
めろん