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2024年06月19日(水)
何科を受診すればよいのか分かりにくい症状の場合、困った経験はないですか。
複数の健康問題を抱えている方のために、厚生労働省は、必要に応じて専門科や地域の大病院などに繋ぐ役割を担う総合診療医の普及に力を入れ始めているようです。
最初の窓口を総合診療科とすることで、患者は病気ごとに各専門科を回らなくて済むようになるとのことです。
また、検査や投薬の重複も防げるというメリットもあるそうです。
特にこれからは超高齢化社会が加速していくので、高齢者の方々にとっては有り難いかもしれません。
ただ、一般人である私たちにとって、総合診療科と突然言われてもピンとくる方は少ないのではないでしょうか。
病院や診療所に掲げられている診療科目が記載されている看板には、厚生労働省による広告の規制があります。
現在では、総合診療医の記載は認められておらず、これからは記載出来るように検討していくとのことです。
この検討については、以前にもあったようで、その時点では見送られていたそうです。
問題視されているのは、名称が浸透しきっていない段階で、総合診療医を標榜する医療機関が増えることで患者に混乱を招く恐れや、多くの患者の集中が予想されることだそうです。
ただ、この広告規制が緩和されることにより、総合診療医が増えれば、地方の医師不足対策にも繋がるとみているようです。
またべえ