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2024年05月13日(月)
2024年の賃金動向調査で、基本給を底上げするベースアップの実施率は94.1%で過去最高だった。ベアの平均金額は1万3594円で前年比75%増となった。物価高や人手不足に対応する形で賃上げが広がっている。個別企業の賃上げ率の高さでは、建設や外食など物価高や人手不足に悩む企業が目立った。
3年連続で前年を上回る賃上げとなったが、実際には所得の伸びが物価の伸びに追いつかない。足元では円安が進行しており輸入物価の上昇で物価高は今後も継続する公算が大きい。実質賃金がプラスになるには来年以降も高水準の賃上げが持続するかが焦点となる。
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