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2024年02月05日(月)

悪魔はいるか。

皆様こんにちは。
雪です。
この暖冬に雪です。
おまけに雷が鳴りましたね。
雷雪というらしいですよ。北陸ではよくあるそうで。

さて。
今回は悪魔がいるか、いないか。
天使と悪魔の「悪魔」ではございません。
エントロピーは減少するのか、です。

エントロピーとは不可逆性や不規則性を含む、「乱雑さ・混沌とした」状態を示す概念です。
コーヒーのミルクは混ざると自然に元には戻りません。
散らかった部屋も自然に元には戻りません。
熱は高い方から低い方へ流れ、自然に元には戻りません。

宇宙にはエントロピー増大の法則があります。
外からエネルギーを加えない限り、どんどんバラバラに散らばっていくというものです。
何かが勝手に熱くなることは、絶対にない。
一方通行に冷めていきます。

一方通行の時が過ぎると散らばる。→エントロピーの増大。

ところが。
2019年モスクワのあるチームが量子コンピュータで計算を続けていくうちに、次第に無秩序になっていったのですが、ある地点で一定の秩序がうまれ、エントロピーが減少し始めたそうです。

1867年ごろスコットランドの物理学者マクスウェルが提唱していたのは、もし仮に気体分子の動きを観察できる架空の存在「悪魔」がいたならば、エントロピーの減少は可能になるのではないか、と。
つまり、時間は戻る。

しかし約150年後、
2010年に日本の研究者たちによって否定されてしまったのですが、
先の2019年のモスクワの発表によってまた覆ってしまったのです。

あらまぁ。またいつか覆るんでしょうか。

専門家ではないので、さっぱりなところもありますが、
私たちが信じ切っている「概念」ってなんでしょうね。

iwaki