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2023年11月21日(火)
今月は、10月に開始した消費税のインボイス(適格請求書)制度の月次決算でインボイスの細かい確認を中心に作業を行っています。
インボイス制度への対応により企業での混乱が続いている状況で、民間調査によると月次決算で経理担当者1人あたりの作業が平均約12時間増えているそうです。私の担当のお客様からも「皆さんどうしてるんですか??」等の不安の声が多いです。
制度開始以降、課税事業者は仕入先のインボイス登録状況や受け取ったインボイスの記載が正確かどうかの確認を目視で行ったり、インボイスの保存体制の整備、免税事業者への対応などに追われています。インボイス制度開始後に経理担当者が感じた課題として最も多いのが、業務負荷の増大や社内での混乱、他業務への影響が多くあげられます。
また、非経理部門に所属する他部門においても、インボイス制度を正しく理解し、請求書の内容確認や修正に関するやりとりを行うことが求められています。会社規定によってはインボイス無しで経費精算を受け付けてもらえなかったり、消費税額分を経費精算できないケースもあります。企業や業種、取引先や現場の状況によって対応が異なりますので私も1つ1つ確認しながら進めるようにしています。
国税庁ホームページに掲載されている「お問い合わせの多いご質問Q&A」が更新されていますので是非ご参照下さい。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/zeimokubetsu/shohi/keigenzeiritsu/pdf/0521-1334-faq.pdf
TY