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2023年10月23日(月)
こんにちは。税理士法人アクアの金子です。
最近、歯科医師不足が顕著になり、どのクリニックも歯科医師の雇用に苦労されています。
そんな中、求人募集の給与の金額の欄を見ると、十年以上前には25万とかも普通にあったのが、最近では50万円というのも珍しくなくなり、60万70万も見かけるようになりました。
比較的、色々な方から、いくらに求人の給与をいくらにすれば良いかという質問をうけますので、私が個人的に思う事を書いてみます。
決して、正解ではありませんので、ご参考にして頂ければと思います。
①まずは近隣の求人情報の確認。地域性はあると思いますので参考にはなります。もちろん遠くからでも良い人材を求めたい場合は、東京の価格を参考することになります。
②次に歩合率20%で計算した時に、いくらくらいの給与になるか=その方にいくらくらいの売上を期待するかを考えます。こちらはその先生が経験者であれば前職場の売上を参考にしたり、もしくは自身のクリニックのユニット1台当たりの平均売上を参考にするのもいいかと思います。
③いくら売上を上げてもらえば赤字にならないかから考える。例えば給与50万円でドクターを雇用したとして、助手さん・衛生士さんの補助で30万円、それ以外の販管費をユニット台数で割った金額が50万円だったとすると、合計130万円材料費以外にかかります。それを原価率20%で割ると162.5万円になりますので、ドクターに50万円支払う場合には最低でも162.5万円は売上を計上してくれないと赤字になっているという事です。
クリニックの状況によって数字だけで判断できない事も多いですが、ぜひ色々な角度から検討してみてください。