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2023年09月19日(火)
2023年10月1日より、予定通り消費税インボイス制度が開始されるようです。
あと1週間強しかありません。
準備などは進んでいますか。
国税庁によれば、インボイス制度の申請件数は8月末時点で388万件とのこと。
インボイス制度とは、適格請求書等保存方式の通称になります。
2019年10月1日に税率が8%から10%へ引き上げられた際、同時に食料品などには軽減税率8%が適用となりました。
そこからどの税率を適用したのかを正確に把握して納税するために導入が決められたものになります。
この10月以降は売り手が消費税課税事業者としてインボイスの発行事業者登録をしていないと買い手へインボイスを発行出来ません。
インボイスを発行して貰えないと仕入にかかった消費税額の全額を控除出来なくなります。
インボイスの発行事業者登録は任意になりますが、登録するには消費税課税事業者にならねばならずその上納税義務が発生します。
そのため、免税事業者からはストップインボイス!といった反対運動、署名が行われています。
免税事業者においては時限措置として、政府は納める税額が売上の2割で済むという2割特例を出しました。
課税売上高が5,000万円以下であれば、簡易課税制度を選択出来、こちらは、インボイスがなくても支払った消費税を控除出来る仕組みになっています。
インボイスにはインボイス登録番号など、記載要件がいくつかあります。
また、内容に不備があった場合には、再発行を求めなければいけないなど、いくつか決まり事があります。
しかし、9/13の日経新聞には国税庁長官がインボイス税務調査について、「従来と変わらず大口で悪質な事例に限定する」と明言しています。
税務調査件数ははたして増えるのでしょうか。
またべえ