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2023年09月01日(金)

ネイティブアメリカンアートが好きだが、アートの数がとても少ない。

そこで生成系AI「Midjourney」で指示してあげると、自分の好みのテイストでネイティブアートにはない動物まで無限に生成できる。

個人で楽しむ分には非常に満足できる。クオリティも高くて、どっちが生成された画像かと言われてもわからないこともたくさんある。

しかし、「ネイティブアート」は自然の精神的な側面を半立体的に、魔術的に表現することを目指した芸術だ。

一方、最新の情報技術によって機械が「ネイティブアートとは何か」すら理解せずに、学習して画像を生成する。

これは文字に起こすと非常に表層的で薄っぺらい。先住民の芸術に対する温度差に風邪をひきそうになる。しかし、結果の画像だけ比べれば判別は困難な所まで来ている。

どっちが紛い物かを論じるのは意味がない時代になってしまったと思う。ただ否定するのではなく芸術の意味を捉えなおす必要があるのではないか。

社会や大衆の評価に意味はなく、受け取る個人、一人一人が鑑賞によって価値を与える時代。それは、より真剣に芸術に向き合う姿勢が求められるとも言えるだろう。

生成画像の奇怪しいように見える細部は、そんなことを訴えかけてくる

 

 

Kirin